現在の住宅業界で問題とされているものに「シックハウス症候群」があります。様々な原因究明をされていますが、現状ではアレルギー性のものなのか、住宅の建築に使われている接着剤等が原因なのか、本当の原因がどこにあるのかが解明されていません。
今では一般用語になりましたが、アトピー性皮膚炎という病名がありますが、このアトピーという意味は「原因不明」という意味で、直接の原因が分からないのです。
確実に言えることは、アトピーや喘息は、おじいさんやおばあちゃんが子どもの頃からあった病気では無かったことだけはうなずけると思います。
新建材が使用されはじめてから20~30年といわれていますが、国の法律で改正されてはきましたが、対応策としては後手の対応でしかない事は非常に悲しい事であります。
人間の生きていく上で必要不可欠なのが空気です。現在の住宅業界の中でも24時間換気が法律で義務付けられていますが、きれいな空気をダクトや給排気孔や
フィルターを通して送れるものだろうか?随時換気扇を回し、ダクトを通していると管の中壁部分に空気中の湿気や多種多様のゴミや殺菌が付着してしまう可能
性があります。
室内の空気をクリーンにするための設備なのですが、なぜ室内の空気がクリーンでないのか、その理由改めて考えてみてください。
室内の空気中の菌、ホルムアルデヒド等の建材から揮発する有害物そのものをクリーンにするために、機械を使って換気するより、有害物質を揮発する建材を使わない事が根本的な解決方法ではないのでしょうか?
日本は地震大国の宿命が求められています。
現在、全国各地で100年以上観測されていなかった地域で大型地震が観測されています。ご存知ですか?阪神大震災で全半壊した家屋数2,100棟の95%
が1981年(昭和56年)新耐震基準以前に建てられている「既存不適格建築物」だったという事実。現在、日本の世帯数は約4,600万棟、その中で建替
えが必要とされる、不適格建築物は、1,600万棟あるといわれています。
地震に対する耐震性・耐火性は、地震大国の日本として住宅には切っては切れないものになっています。
ただ単に価格やデザインだけで決めてはいけない時代になりました。特に中古住宅の購入を検討されている方は構造躯体や仕様が明確に目で確認出来ないため、細かな部分までチェックされるのをお薦めいたします。